矯正歯科

矯正治療の重要性

歯並びが悪いことで、口元にコンプレックスを持ってしまう、口元を手で隠す癖がついてしまう、思いっきりの笑顔になるのを躊躇してしまうという方がいらっしゃいます。もちろん精神的にも良いはずはありません。また身体的には虫歯や歯周病にかかりやすいばかりでなく、正しい発音がしにくくなり、あごの発育や顔の成長に影響を与えて、かみ合わせの不調和を起こすことがあります。このかみ合わせの不調和は、食べ物をしっかり噛めない状態ですので、胃や腸などの消化器官の負担を増大させ、必要な栄養素の吸収にも影響します。

このように歯並びは全身の健康に大きな影響を与えますので、矯正治療によって歯並びを整え、かみ合わせを改善することは、単に見た目の美しさを得るだけでなく、心身の健康を得ることへとつながるのです。

矯正治療の適齢期とは?

成長期の患者様の場合、矯正治療をスタートするのに最適な時期はそれぞれのケースによって異なります。永久歯の萌出状態、不正咬合の種類、悪習癖の有無、あごの成長の状態など、それぞれ全く状態が異なるためです。当院では、レントゲン写真、歯型、お口やお顔の写真などさまざまな精密検査を行い、患者様の症状を総合的に判断して、矯正治療をスタートするのに最適な時期を決定しております。混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)にスタートする場合は、第一期治療として主に前歯部の歯並びの改善、永久歯の萌出スペースの確保など、あごの成長を利用した治療を行っております。このような第一期治療を行うことで、第二期治療(永久歯列の治療)において永久歯を抜かないで歯並びを治せる可能性が高くなります。場合によっては第二期治療の必要がなく、治療を終えられることもあります。

大人の患者様の場合は歯並びが気になったその時が、まさに始め時と言えます。歯周組織に問題がなければ何歳でも歯を動かすことは可能です。当院ではかぶせる治療やインプラント治療の前処置としての矯正、また数歯だけの部分矯正も行っておりますので、患者様がスタートを希望されたその時点での最善の治療を提供させていただきます。

矯正治療中の一般歯科治療との連携

矯正治療に伴う便宜抜歯や親知らずの抜歯、矯正治療中に虫歯治療が必要になった場合でも、当院では一般歯科治療担当の歯科医師により、適宜必要な処置を行うことができますので、そのために他の歯科医院に通うというような煩わしさがありません。矯正治療の内容について、院内で情報が共有できますので安心して治療を受けていただけます。また矯正治療中の虫歯を予防するために、歯科衛生士による口腔衛生管理、ブラッシング指導にも力を入れております。