2023.09.11
こんにちは!
9月になり、一気に秋めいてきましたね。季節の変わり目、体調にお気をつけください(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
さて今回は、妊娠中のお口の中ってどんな危険があるのか?というお話をしていきたいと思います(*´︶`*)
「妊娠すると歯周病や虫歯になりやすい」ということを聞いたことがある方も多いかもしれません。
昔は、「一子を得ると一歯を失う」といわれていたこともあるそうなくらい、妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質の変化から、通常よりも歯周病や虫歯のリスクが高くなります(´⊙ω⊙`)!
一体どういった変化から危険が生まれているのか?
妊娠時に見られやすい歯やお口の問題は、様々あります!
まず大きくは、つわりによる口腔内の問題。
●つわりによって気分が悪かったり、歯磨き粉の味や匂いがダメになってしまったりといった理由から、歯ブラシが難しくなる。そうすると口腔内の環境がわるくなり、虫歯ができたり、歯周病が進行しやすくなってしまいます
●食の好みの変化によって甘い物が好きになると、虫歯菌の大好物の砂糖をたくさんとるようになり、酸っぱい物が好きになると、強い酸が歯に触れる機会が多くなり歯の表面が溶けやすくなってしまいます
●間食が多くなったりちょこちょこと少しずつ何度も食事をするため、口の中で酸性の状態が長く続き、虫歯が出来やすくなる
そして、ホルモンの影響。
●女性ホルモンが増加するとこのホルモンを栄養源とする歯周病菌が妊婦さんの歯茎でさかんに増殖、活発に活動するので普段歯茎が腫れない人も歯肉炎になりやすい、歯周病が進行しやすい
●妊娠中は唾液の性質が変化して粘り気が増します。そうするとお口の中が洗い流されにくくなる、分泌量が減ると虫歯になりかかった歯を修復してくれる唾液の再石灰化作用が弱まってしまうことがあります
妊娠中はリスクが高まっていることを認識していただき、できる範囲でケアをすることが大切です(๑•ㅂ•)و✧!
例えば…
★つわりの時はできるだけ気分が良い時に歯磨きを行い、磨けない時はぶくぶくうがいをしましょう。(殺菌効果があるマウスウォッシュを使うとより良いでしょう)
★食嗜好も変わりやすいので、糖分の多い飲食物や酸性食品をダラダラ食べることは控えましょう
★食事や間食の回数が増すので、食後の歯磨きやうがいをこまめに行いましょう
歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などの妊娠トラブルの危険性が高くなることが報告されています。(´◦ω◦`)
出来る限りケアをして、虫歯菌や歯周病菌が好まない口腔内を保ちましょう(*´▽`*)❀