2021.09.14
こんにちは。
9月に入り一気に涼しくなりましたね(´◦ω◦`)
気温差が激しいので、お身体お気を付けください(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
本日は、顎関節症についてお話したいと思います!
「顎関節症」よく耳にはする言葉ですが、顎が痛い=顎関節症と思っている方や
実際どんなものか明確には分からない方の方が多いと思います。
症状としては、口を開こうとすると顎関節(耳の穴の前にあります)や顎を動かす筋肉が痛む、大きく口を開けられない、または口の開け閉めで顎がカクカクと音がする。などという人によって様々な症状があります。
なんと、一生の間、二人に一人は経験すると言われているほど多くの方が経験するそうです( ⊙⊙)!
症状が音だけなら特に問題ないといわれていますが、痛みが伴ってくると気になりますよね。
一般的には、症状がどのように始まり、どのように変化したかをお聞きし、顎関節や筋肉、口の中を診査し、
必要に応じてレントゲン撮影やCTによって骨の異常の有無を調べ、骨以外の関節構造や筋肉の問題についてはMRIによって調べる場合もあります。
顎関節症で出現する痛みや口の開けにくさは、親知らずの炎症や他の病気でも出ることがある症状なので、
顎関節症であることを診断するためには、他の病気によって出てきている症状ではないことを確認する必要があるのです。
では、どんな拍子になるの?というと、実は原因を一つに絞ることができないといわれています。
顎関節症の原因として現在世界的に認められている考え方は「多因子病因説」といいます。
関節や筋に負担のかかる要因は色々あります( “˙_˙”;)
外傷などの外的要因、ストレスや不安などからくる精神的な要因、不良な噛み合わせの要因、日常の行動からくる要因などがあります。
日常の行動からくる要因の例としては、
1) 日常的な習癖
歯列接触癖(TCH)、頬杖、受話器の肩ばさみ、
携帯電話やスマホの 長時間操作、下顎を前方に突き出す癖、
爪かみ、うつぶせ読書
2) 食事
硬固物咀嚼、ガムかみ、片側でのかみ癖
3) 睡眠
はぎしり、睡眠不足、高い枕や固い枕の使用、
就寝時の姿勢(うつぶせ寝)、手 枕や腕枕
4) スポーツ
コンタクトスポーツ、球技スポーツ、ウインタースポーツ、
スキューバダイビング
5) 音楽
楽器演奏(特に吹奏楽器)、歌唱(声楽、カラオケ)、発声練習(演劇等)
6) 社会生活
緊張が持続する仕事、コンピューター作業、精密作業、
重量物運搬、人間関係での緊張
などが挙げられます( ‘ ᵕ ‘ )ノ
そのような要因がタイミングよくいくつも集まって負担が大きくなり、その人の持っている耐久力を超えると症状が出るという考え方が「多因子病因説」です。
一つ一つは小さな要因ですが、このような要因が多数集まることによって、症状を起こすほどの原因となるわけです。
では、気になる治療方法は?というと、歯科ではスプリント(マウスピース)での治療が一般的です。
これを夜間睡眠中に使用することで、夜間の無意識かみこみで生じる顎関節や筋肉への負担を軽減させます。
痛みが強い時期には鎮痛薬も投与されるでしょう。
マウスピースは型取りをして、出来上がりまでに1週間ほどかかります。
そちらの使用と、とにかく顎を安静にして、少し痛みが改善されてきたらマッサージや開口訓練、習慣や癖を修正することで
改善がみられることが多いです(*´︶`*)
顎関節症は、再発も多いので治ったからといって固いものをたくさん食べたり、顎に負担がかかることはなるべくやめましょう☆
顎関節症は、歯科でも口腔外科の範囲になります。
口腔外科対応の歯科医院を選びましょう(*•̀ᴗ•́*)
当院では、毎週水曜日と、9月末からは火曜日も口腔外科の先生がいますので基本的にはそちらの先生との予約になります
お電話にてご相談くださいm(*_ _)m
参考:日本歯科医師会