2019.04.15
こんにちは。
新元号が決まり、もうすぐ平成も終わってしまいますね!
さて今日は、歯を抜いた後はどうするの・・・?というお話をしていきたいと思います٩(。θ◡θ。)۶
前回お話したとおり、C4まで虫歯が進んでしまった歯は
抜歯せざるをえなくなります。
また、他にも歯が割れてしまった、歯周病で骨がなくなりグラグラが限界
など様々な理由で抜歯することがありますが、その抜いた後は
どういった治療になるのか??という疑問にお答えしていきたいと思います((*◕ω◕)ノ
歯を失ったあとの機能回復の治療には、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つがあります。
各治療の目的は歯の機能回復ですが、それぞれに特徴や違いがありますので
メリットデメリットを踏まえて、1つずつご紹介していきますね꒰•‧̫•ू꒱
★入れ歯
着脱式の代わりの歯です。保険内での治療だと、前後の歯に針金をかけて止めるものが一般的です。
治療の期間は比較的短くすみますが、定期的に作り直しが必要です。
当院では審美に優れた自由診療の入れ歯もお作りが可能です。
<メリット>
•着脱式なので汚れたら洗浄できる
•保険が適応されるので金額の負担が少ない(適応外のものある)
<デメリット>
•安定性が低い(噛みづらいものや、話づらいことなども出てくる場合もある)
•審美面がよくない
•毎日取り外して清掃しなければいけないので、手間がかかる
★ブリッジ
失った歯の両隣の歯を削って土台にし、(抜けた歯が一本の場合)3本の歯を連結して並べる治療法です。
奥歯の場合保険適応だと銀歯になりますが、保険外でセラミックのブリッジもあります。
<メリット>
•固定するので取り外して清掃する手間がない
•保険が適応される(安価)
<デメリット>
•健康な歯を削るため両隣の歯が弱くなる
•ブリッジを支える歯に削った歯に負担がかかる
(両隣の歯が治療が必要になった場合はブリッジを壊して治療することになります)
•歯と歯ぐきの間に食物が入りやすく清掃面が良くない
★インプラント
歯の根の代わりに金属(チタン)を埋め込み、その上に歯冠を被せる治療法です。
独立して歯の役割を果たすことができ、メインテナンス次第では長期・永続的に使用も可能となります。
<メリット>
•噛み心地や機能、見た目が天然歯とほぼ同じ
•周囲の歯に負担がかからない
•長期使用が可能で他の歯の長持ちにも良い
<デメリット>
•費用がかかる(保険が効かない)
•抜歯と同程度のリスクを伴う手術が必要
•術後のメンテナンスが必須
いかがでしたでしょうか。
それぞれの治療法にそれぞれの特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
また、一番奥の歯を抜く場合や、抜いた歯のスペースが気にならない場合、
抜いたまま何もしないという選択肢を取る方もいらっしゃいます。
抜いた歯の位置やお口の中の状態にもよって最良の方法は変わってきますので、
先生にご相談くださいね(○`・v・)人(・v・´●)ノ
2019.04.02
4月と5月のGWの休診日のお知らせです
4/28(日)~5/6(月)の9日間は休診とさせていただきます。
4/27(土)は通常通りです。
ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願いします。
2019.04.01
こんにちは。
すっかり春めいた陽気になってきましたね꒰・◡・๑꒱♪
今年は花粉が去年の2倍の量とのことで!
花粉症じゃない人も花粉症に気をつけましょう(¯―¯٥)
さて今回は、前回お話した虫歯のステージごとの治療についてのお話をしていきたいと思います!
【C1】
初期虫歯ですが、この状態では再石灰化は望めません。
また虫歯予防であるシーラント治療もできないため虫歯を削り取るより方法がありません。
そして削り取った場所に歯と同じ色の樹脂をつめます。
1回で終わる治療になります。
初期虫歯に関しては痛みもなく自覚症状がない為、必ず歯科医院への定期健診が必要ですʕ•̀ω•́ʔ✧
また小さな虫歯は治療が簡単で治療回数も少なく済みます。
【C2】
C1で紹介した治療法もしくは、臼歯だと金属の詰め物をする治療になります。
(臼歯でも樹脂で詰められるケースもあります。)
麻酔が必要なケースが多いです。
また保険外ですと、セラミックの詰め物もあります。
基本的には虫歯を取って形取り、金属ができてきてから装着するという2回の治療ですが、
虫歯が神経に近かった場合などは、薬を置いて痛みがでないか様子を見てから
型を取る場合もあります。
【C3】
虫歯が進行して歯髄(神経)まで達している場合、麻酔(歯肉に注射)を必要とします。
麻酔をすることにより歯を削るときの痛みは無くなります。
麻酔が効いたら虫歯を除去し神経を露出させます。
その後歯根の中(根管内)にある歯髄を専用の器具できれいに除去します。
そして根管内に薬を詰めて仮の蓋をします。治療当日は麻酔が切れて痛みがたまに出る場合ありますので鎮痛剤を処方する場合もあります。
その痛みも強いものではないので、すぐに落ち着くことが多いです。
時々神経を抜いた歯は噛んだ時に痛みが生じます。これも徐々に痛みは引いていきますので心配はありません。
その後約1週間後に次回の治療となります。
症状により治療内容は変わりますが、まだ症状が強ければ再度薬を詰めて終わります。(この回数が何度もかかる場合があります)
症状が無くなり根管内がきれいになれば根管内を密封するためにゴムのような薬剤を根管内に隙き間なく詰めます。
その後土台の型取りもしくは、樹脂で土台を作っていきます。(残っている歯の形や大きさで判断します)
最後に被せ物の型をとり被せ物が出来たら装着して治療は終わります(∩❛ڡ❛∩)
【C4】
虫歯がさらに進行し歯冠が崩壊して歯根のみとなった歯は抜く以外に方法はありません。
しかし歯根が長く動揺のない歯はC3の処置と同様に冠を被せることができる可能性があります。
ただし、基本的にはC4の歯の治療は抜歯になります!
いかがでしたでしょうか?
次回は虫歯がC4まで達してしまい、抜歯になった場合のその後について
詳しくお話したいと思います(ὸ⍸ό)✧
虫歯のステージを進行させないためにも
早期の受診で早期発見、早期治療が大切ですね(ɔ ˘⌣˘)˘⌣˘ c)
2019.03.16
こんにちは。
今回は、虫歯のステージのお話をしていきたいと思います(*☌ᴗ☌)。*゚
みなさまが意外と知らない情報かと思いますので、シェアできればと思います☆
虫歯には、ステージがあり、初期虫歯から重度の虫歯まで存在します。
【Co】
虫歯になる一歩手前の状態です。
よくお子さんの学校検診で、要観察歯があると思いますが、こちらです。
虫歯になりかけの歯ですが、まだ完全に虫歯になっていない状態なので、再石灰化が望まれます。
唾液の中にも再石灰化させる力がありますが、フッ素入りの歯磨き粉の使用や、
歯科でのフッ素塗布もより効果的です。
【C1】
初期の虫歯で、エナメル質、またはわずかに象牙質の表面が侵された程度のものです。
虫歯は見た目より大きく深く進行しています。
自覚症状は無いか、時々冷たいものや甘いものがしみます。
【C2】
虫歯が象牙質の大部分まで進行しています。
常に冷たいものがしみたり、甘いものを食べると痛みを感じたりするなど自覚症状が現れます。
【C3】
虫歯が進行して歯髄(神経)までおよびます。
虫歯の細菌感染により歯髄(神経)に炎症が起き、何もしなくても激痛が生じます。
この時期になると温かいものがしみてきて、逆に冷たいものをとると痛みが和らぎます。
【C4】
さらに虫歯が進行して、歯冠が崩壊して歯根のみとなった状態です。
※虫歯のことをCといいます。
虫歯は痛いもの、という認識がある方が多いと思いますが、
初期虫歯はほとんど症状がでないので、症状がなくても虫歯になっていることはあります!
歯科での定期検診では、自分では気付けない虫歯に気付けることが重要ですね。
次回はステージ別の治療法についてお話していきたいと思います٩(。θ◡θ。)۶
2019.03.04
こんにちは。
最近はやっと暖かい日もでてきて、少しずつ過しやすくなってきましたね。
さて今回は、最近話題となっている舌がんについて少しお話していきたいと思います。
お問い合わせを多数いただくのですが、
心配になりすぎている方もいますのでこちらを参考にしてみてくださいね(ɔ ˘⌣˘)˘⌣˘ c)
<口内炎とがんの初期の特徴について>
口内炎の特徴
●しみたり、痛みがある
●1.2週間で治る
●1回なくなってまたできる可能性がある
舌がんの初期症状の特徴
●痛みがない
●2週間以上経っても治らない
●1回なくなってまたできる可能性はほぼない
●8割が、舌の縁にできる
痛みがあるとないところが大きな差です。
痛みがない分気にならず、進行することが多いそう。
舌がん初期の写真をいくつか載せておきます!
舌がんや口腔がんの診断は(特に初期に場合)難しく、
上記のがんの初期症状などがでていると感じた場合は
口腔外科の専門医がいる歯科、もしくは大学病院を受診するのがいいでしょう(#`・ω・)ノ
また、口腔がんの中には舌がん以外にも様々あります。
その中でも舌がんが発症率が最も高いとされています。
かかりつけの歯科で検診を受ける際に、
舌や口腔内の粘膜もチェックしてもらうのがいいかと思います(‘v`◎)
当院でも口腔外科の先生が曜日で来ていますので、
心配な方はご相談くださいね(`・ω・´)ノ
2019.02.18
こんにちは。
今日は意外と知られていないインプラントのお話をしていきたいと思います。
当ブログでもインプラント治療についてお話させていただいたとこは
ありますが、もう少し根本のお話です♪
患者さんとお話していると、”インプラント”というものを
勘違いされてる方がかなり多くいらっしゃいます。
”インプラント”はよく聞く言葉であると思いますが、
ただのセラミックの被せ物だと思っている方が結構多いんです(*′☉.̫☉)
「インプラントって芸能人がみんなやっているやつでしょ?」
なんて方もいらっしゃいました。
”インプラント”とは、何らかの理由で抜かなければならなくなってしまった歯を抜き、
人工の歯根(歯の土台)を外科手術であごの骨に埋め込み、人工歯を装着する治療法です。
その土台に被せ物をする際使うものがセラミックです。
詳しくはこちらをご覧下さい!
歯を失った際には通常保険の治療だと、入れ歯かブリッジになりますが
保険の治療だとどうしても食べづらくなった、見た目が気になる、
予後が不安、など様々な問題が出てくる場合が多いです。
1本くらいなら問題ない場合も多いですが、数本なくなってくると特にこういったことが増えてきます。
では、意外と知らない様々な疑問についてお答えしていきます((*◕ω◕)ノ
身体に入れるものだけど、金属アレルギーの心配は?
今ではチタンを使ったインプラントが主流です。
チタンは、心臓のペースメーカーや人工関節などにも使われる金属で、
人体に埋め込んでも毒性がなくアレルギー反応も非常に起こしにくい素材と言われています。
インプラントにすると若返るって本当?
まず、見た目が若返ると言われています。理由はインプラントにすると、
ものをしっかり噛めるようになり、その結果顎や顔の筋肉が鍛えられ、
口角が上がり、口元のしわが目立たなくなるといったアンチエイジング効果が
生まれると言われています。
怒っていないのに「怒っているの?」なんて言われるのも、
歯を失って口の周囲や表情の筋肉が衰えると表情が冴えなくなるのが一因です。
インプラントが入り、よく噛めるようになると、
刺激を受けて筋肉や皮膚が以前の機能を取り戻し表情もそれにつれて若返っていくと言われています。
さらに、入れ歯のようなバネなどがなく、見た目にも美しい口元を手に入れることで、
人前でも自信をもって話せるようになり、その自信が美しさを引き出すとも考えられています。
また、体力が改善することによる若返り効果も期待できます。
つまり硬いものでも美味しく食べられるようになることで栄養バランスが改善し、
体の内側から健康になる結果、若々しさと美しさを取り戻すといわれているのです꒰ ˘͈௰ ˘͈ ૢ꒱
インプラント治療は高齢者でも受けられるのですか?
インプラント治療に年齢の上限はありません。
骨の状態は年齢とともに衰えてゆくため、早ければ早い方がより良い結果を生み、
体への負担も少なくて済みます。また、ブリッジや部分入れ歯は、
支えに使っている大切なご自身の歯に負担がかかり、支えの歯を失う心配がありますが、
インプラントならそのような心配がありません。
もちろん、技術の進歩は目覚ましく、歯肉や顎の骨の状態があまりよくない場合でも手術ができるケースが広がっています。
また、手術の体への負担も少なくなってきていますので、単に高齢だからと言って諦める必要はありません。
持病があってもインプラント治療を受けられますか?
持病があっても、主治医のもとで症状をコントロールしておくことによって
インプラント治療が可能になります。
諦めずにご相談ください*ゝω・)ノ☆
入院の必要はありますか?
インプラントの手術は、歯を抜く手術と同じように局所麻酔で行います。
手術後止血が確認でき、十分休憩すれば帰宅していただけますので、入院の必要はありません。
いかがだったでしょうか。
インプラントは今では身近な治療方法です。
費用のネックはありますが、その価値があるものなので
歯を抜く予定がある方、入れ歯を使っているけど使いづらいなと感じている方は
ぜひ視野にいれてみると良いと思います(*^∇^*)ノ
インプラントにして人生変わった!なんて方もいらっしゃいますよ(◍ ´꒳` ◍)b
2019.01.21
こんにちは。
今回は歯の外傷についてお話したいと思います(^-^)
”転んで歯が欠けた、ぐらぐらする!”
”顔をぶつけて以来歯が痛い”
”ぶつけてしばらくしてから色が変わってきた”
など、外傷からくる歯のダメージについてです。
特にお子さんは転んで歯が欠けるということは少なくないと思います。
①歯が欠けた場合
転倒や衝突により強い衝撃を受けると、歯が欠けてしまいます。
欠け方が部分的で軽度な場合は、痛みなどの症状は出にくく、
神経や歯周組織への影響も少ないことが多いのですが、
欠けた部分から歯髄が感染を起こしたり、あとで歯の変色や歯肉の腫れが生じる可能性もあります。
緊急性はありませんが、詰め物を詰めたり、かぶせたりという処置をするとともに、
しばらくは経過をみる必要があります。
歯が欠けて神経まで達するような重度の場合は、
炎症が起きて強い痛みや歯肉の腫れなどを引き起こすことが多いので、早めの処置が必要です。
欠け方に応じて神経の処置を行って、最終的に歯を元の形に修復します。
永久歯でも神経の処置をした後は経過をみていく必要がありますが、
乳歯の場合は次の永久歯に生え替わるまで定期的にチェックをしていくことが望まれます(★‿★)
②歯がぐらぐらする(動揺、歯根の破折)
歯を打ったことで、歯がグラグラになったり、周りの歯肉から出血することもよくみられます。
歯の動揺は、歯を支える骨の部分がダメージを受けた場合に起こりやすいのですが、
ときには歯の根が折れた(歯根の破折)場合にもグラグラになります。
まずは、レントゲンを撮って、歯の根の状態や周りの骨の状態を確認する必要があります。
動揺が軽度な場合は、受傷した歯をできるだけ安静にして様子をみますが、
明らかな動揺がみられる場合は、両脇の歯と固定して安静を図ります。
また、頻度は少ないのですが、歯根の破折や歯槽骨骨折で歯が動揺している場合は、
受傷した歯が保存できるかどうかを診断する必要があります。
保存が可能と判断された場合は、固定処置を行って様子をみます。
歯肉よりのところで根が折れていたり、根が斜めに折れている場合などは、
抜歯になる可能性もあります(;゚Д゚)!
③歯や歯肉の変色、歯肉の腫れ
歯を打ったあと、歯の色が変わってくることがあります。
受傷してすぐに 起こりやすい赤みをおびた変色は、
神経(歯髄)の中の血管が損傷して充血や内出血を生じたものと考えられ、
充血が治れば歯の色も回復することがあります。
一方、数か月して徐々に歯の色が黒ずんでくる場合は、神経(歯髄)が死んでいる可能性が高くなります。
さらに色が悪くなったり、根の周囲に病気ができて歯肉が腫れてくることもあります。
レントゲンなどで定期的に観察していれば、根の周囲の病気を早く発見して、根の治療を行うことができます。
根の周囲の病気が大きくなってからですと、歯を保存することが難しくなります。
外傷の場合、歯科は後回しになることが多いとは思いますが、
最悪の場合歯を失う可能性もあるので、早目に診てもらいましょう(´∇`)
2019.01.07
あけましておめでとうございます(✿◠‿◠)
今年もどうぞ田中歯科クリニックを宜しくお願い致します♪(_ _(´_ _)♪
お正月にお餅を食べたら詰め物が取れた・・・!
のんびりしたお正月を過ごして、歯を磨かずに寝てしまった!
ついついフロスや歯間ブラシをサボってしまった!
なんてこと、あったんじゃないでしょうか【゚Д゚】??
年始はそんなお話をよく聞きます(´;Д;`)
歯ブラシやフロスをサボっていた方は、これから頑張ってするようにしてくださいね☆
詰め物が取れた方は放置せずに歯科に行きましょう!!
当院の院長田中より。
明けましておめでとうございます。
昨年末にも大規模なセミナーに参加し、海外のトピックのお話を聞いて参りました。
昨年を通しては様々なセミナーを受講し、技術や知識をアップデートしてきました。
また、1日も休むことなく健康で診療することができましたことを、
スタッフまたささえてくださった歯科メーカー方、そして患者様に感謝致します。
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。