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知覚過敏って??

2018.02.16

こんにちは。

今回は知覚過敏についてお話していきたいと思います(*`▽´*)

知覚過敏ってよく耳にするけど、実際よく分からない、という方や
”知覚過敏=冷たいものしみる”だと思っている方
多いのではないでしょうか?

知覚過敏とは、日本人の4人に1人はかかっているといわれるほど身近な症状です。
知覚過敏の症状で歯がしみる原因は「冷たい飲み物や食べ物」だけではありません。
知覚過敏の症状がでるものには次のようなものがあります。

・冷たい食べ物や飲み物
・冷たい風
・温かい食べ物や飲み物
・歯磨き時
・酸味の強い食べ物や飲み物
・甘い食べ物や飲み物

虫歯も知覚過敏も「しみる」という同じ症状がありますが、出方には違いがあります。
虫歯の場合は初期の頃には冷たいものや甘いものがしみますが、進行してくると温かいものがしみるようになり、
そのうち何の刺激を与えなくても痛みが出てきます。
進行するにつれ、一度しみるとしばらく痛みが続くようになってきます。

対して、知覚過敏の場合はしみる症状が出ても短時間、長くても1分以内にはたいてい消えてしまうのが特徴で、
虫歯のようにだんだん痛くなっていくということや、何の刺激もないのに痛みがあるということは通常はありません。

歯は、象牙質の周りにエナメル質があり、象牙質が痛みを感じる部分です。
通常はエナメル質に守られていますが、なんらかの理由で象牙質が露出してしまったり、
また、歯の根部はエナメル質がないので、歯茎が下がってしまうことによって
象牙質があらわになり知覚過敏を起こす原因となります。

主な原因はいくつかあります。

●歯周病や加齢によって歯茎が下がってきてしまうことによって根面が露出してしまいます。
●強すぎる歯磨きのブラッシング
歯ブラシでのブラッシング圧が強すぎると、歯茎を傷つけ歯茎が下がりやすくなってしまいます。
●歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯のかむ面が異常にすり減ってしまい、象牙質が露出してしみることがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりは歯の根元に力をかけてしまい、歯の根元がくさび状に欠けてしまう「くさび状欠損」を起こし、
そこからしみるようになることもあります。

以上が原因で多いとされているものですが、他にも酸性食品の取りすぎで歯が溶けてしまったり、
虫歯の治療やホワイトニングを行った後など歯の神経が過敏になることによって起こるなど、
様々な原因によって知覚過敏は起こりますΣ ゚Д゚≡( /)/

治療法としては、
軽度なものでは期間が経過すると自然に消失することもよくあります。
これは象牙質の露出部において、唾液や歯みがき剤からの再石灰化成分によって、象牙質の微細な空隙が封鎖されてくるためと考えられます。
露出した象牙質は歯みがきでも痛みを感じやすくなっていますが、歯みがきを十分に行わないとプラークが付着します。
プラーク中にはむし歯菌がいて、酸を作りその歯の表面を溶かしています。再石灰化とは逆の脱灰という現象です。
こうなると知覚過敏はむしろ悪化することも考えられます。知覚過敏の改善にも歯みがきはとても重要ですよ!
再石灰化させる為に、フッ素入りの歯磨き粉を使いましょう((・´∀`・))♪

それでも治らない場合は、歯科での治療が必要です。
知覚過敏用のお薬を塗布したり、象牙質の露出部分を樹脂で詰めたりすることによって
症状が改善されます。
また、知覚過敏は一過性の痛みですが、痛みの持続時間が比較的長いような場合やその痛みが非常に激しい場合には、
歯の神経に炎症などの変化が起きていることも疑われます。
できれば歯の神経は温存すべきですが、生活に支障が出るようであれば、
歯の神経を取り除く治療をすることもあります。

冒頭で知覚過敏と虫歯の違いを説明しましたが、一概には言えませんので、
しみる症状が続く場合は歯科を受診しましょう(*ノ´∀`*)ノ