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歯の詰め物・被せ物の寿命はどれくらい?

2025.09.01

こんにちは。

まだまだ残暑きつい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか(´∀`; )

 

さて今回は、歯の詰め物・被せ物の“寿命”ってどれくらい?素材・ケア・再治療のタイミングまで徹底解説!

というお話をしていきたいと思います(o´・ω-)ノ

そう思われていない方も多いですが、歯の詰め物や被せ物は、「一度入れたら一生もの」ではないんです!

 

むし歯や破折などで歯を修復する際に使われる詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)。
治療後は「これで安心」と思われがちですが、実は補綴物にも寿命があります
素材の違いだけでなく、口腔内の環境や生活習慣によっても、耐久性は大きく変わってくるのです!

 

素材別:詰め物・被せ物の寿命と特徴

1. レジン(樹脂)

・種類例:コンポジットレジン

・寿命の目安:約3〜5年

・特徴:保険適用。安価で即日修復可能。摩耗・変色しやすく、長期使用には不向き。

2. 銀歯(メタル)

・種類例:金銀パラジウム合金  

・寿命の目安:約5〜7年

・特徴:保険適用。強度はあるが、審美性に欠ける。金属アレルギーの懸念も。

3. ゴールド(金合金)

・種類例:ゴールドクラウン・インレー

・寿命の目安:約10〜15年

・特徴:自費診療。適合性・耐久性が高く、歯にやさしい。審美性はやや劣る。

4. ジルコニア(セラミック)

・種類例:ジルコニアクラウン

・寿命の目安:約10〜15年

・特徴:自費診療。非常に硬く、審美性・耐久性ともに優秀。咬合調整が重要。

※寿命はあくまで目安であり、個人差があります。

 

●補綴物が劣化する主な原因とは?

1.咬合力(噛む力)による摩耗や破損
特に奥歯は強い力がかかるため、素材によっては割れやすくなります。

2.歯ぎしり・食いしばりの習慣
無意識の力が補綴物に負担をかけ、破損や脱離の原因に。

3.むし歯や歯周病の再発
補綴物の下でむし歯が再発すると、再治療が必要になります。

4.接着剤の劣化による隙間の発生
時間の経過とともに接着力が弱まり、補綴物の浮きや脱落につながることも。

5.口腔内のpH変化や唾液の質
酸性に傾いた口腔環境は、補綴物や歯質に悪影響を及ぼします。

 

補綴物を長持ちさせるためのポイント

定期的な歯科検診
補綴物の状態チェックだけでなく、周囲の歯や歯ぐきの健康も確認できます。

ナイトガードの使用(歯ぎしり対策)
補綴物の破損リスクを軽減し、咬合の安定にも効果的です。

正しいブラッシングとフロス習慣
補綴物の周囲にプラークが溜まると、むし歯や歯周病の再発リスクが高まります。

硬いものを無理に噛まない
氷や硬いお菓子などは、特にセラミックやジルコニアにとって危険です。

食生活の見直し
酸性飲料や糖分の多い食品を控えることで、補綴物の周囲の歯質を守れます。

再治療のタイミングは?こんな症状に注意!

・補綴物がグラグラする・外れそう

・噛むと違和感や痛みがある

・補綴物の周囲が黒ずんでいる

・冷たいものがしみるなどの知覚過敏症状

・歯ぐきが腫れる・出血する

これらの症状がある場合は、補綴物の劣化や再感染の可能性があります。早めの受診が大切です( •̀∀•́ )b!

 

●当院での補綴治療のこだわり

当院では、補綴物の素材選びにおいて、見た目・耐久性・体へのやさしさ・ライフスタイルとの相性を総合的に判断しています。
「長持ちするものがいい」「見た目を重視したい」「金属アレルギーが心配」など、どんなご希望も遠慮なくご相談ください。

また、治療後のメンテナンスこそが補綴物の寿命を左右する最大のポイントです。

定期的なチェックと予防ケアを通じて、長く快適に使っていただけるようサポートいたします(*´▽`*)

補綴物は“治療の終わり”ではなく“ケアの始まり”ともいえます。

詰め物や被せ物は、歯を守るための大切なパートナー。

しかし、それを長持ちさせるには、素材選びだけでなく、日々のケアと定期的なチェックが不可欠です。

詰めたから終わり、ではなくしっかりとしたセルフケアーをするように心がけましょう。

「今の補綴物、そろそろ交換したほうがいいのかな?」
そんな疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの歯と補綴物が、これからも健康に機能し続けるよう、私たちがしっかりサポートします( ◜ω◝ )