
2025.08.06
こんにちは。
本日は、
歯科恐怖症のお話をしてみたいと思いますʕ•̫͡•ʔ
歯科恐怖症は、単なる「怖がり」ではありません。
過去の痛みの記憶、予期不安(まだ起きていないことへの不安)、他者から聞いた体験談、
さらには歯科医院の独特な音や匂いなど…
複数の要因が積み重なることで“治療への強い抵抗感”が生まれる心の状態です( ˘˘̥ )
ある調査によれば、約6〜10人に1人が歯科治療に対して強い不安を抱えていると言われています。
中には何年も歯科受診を避け、日常生活に影響を及ぼしているケースもあります。
しかし避けた結果、状態が悪化してからの来院で虫歯や歯周病重症になっているケースは多いです。
実際に当院に来られる方でも、来た時には重症な方もいらっしゃいます(゚Д゚;)
歯科でも他の科でもそうですが、やはり早期発見早期治療が重要なので、
重症になる前に歯科へ行って治療することが大切です。
よくある歯科恐怖の原因とは?
●診療時の音や匂い
歯を削る音や独特な薬品の匂いは、記憶と結びつき恐怖を呼び起こすきっかけに。
●子どもの頃のトラウマ
抵抗できない年齢での痛い経験は、大人になっても残りやすい傾向があります。
●コントロール不能な感覚
「口を開けて動けない」「見えない治療」が、無力感や不安を強めます。
●周囲からの情報
ネガティブな体験談やネットの書き込みが先入観となることも。
◎恐怖心とうまく付き合うための5つの対策
1. “何をされるか分かる”ことが安心につながる
治療の手順・使う道具・予想される感覚など、見える化・言語化による安心感が非常に効果的です。
動画や模型なども活用しながら丁寧に説明します。
2. 最新の無痛治療を積極的に活用
表面麻酔、電動注射器、レーザー治療など、できる限り痛みを軽減する技術と工夫を採用。
技術だけでなく「気持ちに寄り添う治療」も私たちのこだわりです。
3. 患者さんが主体となる関係性を築く
治療中はいつでも声をかけていただけますし、「痛かったら手を挙げてください」など、
患者さんが“コントロールできる”安心感を大切にしています(﹡ˆᴗˆ﹡)
4. 少しずつ慣れていく“ステップ診療”
初回はカウンセリングやレントゲン撮影だけでOK。
まずは治療以外の体験を通して医院の雰囲気に慣れることで、次回への不安がぐっと減ります!
5. 強い不安には“鎮静法”という選択肢も
例えば、抜歯やオペなどどうしても緊張が強い方には、
静脈内鎮静法(セデーション)を提案する場合もあります。
うとうととした状態で処置を終えられるため、「気づいたら終わっていた」と感じる方も多いです(医師による事前診断が必要)。
患者さんとともに歩む、安心の歯科治療へ
歯科恐怖症は恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。
当院では、“その気持ちを否定せず、一緒に乗り越えていく”ことを大切にしています。
「少し勇気が必要だけれど、受診してみたい」――
そんなあなたの気持ちに寄り添い、今のペースに合わせた治療の提案を行います。
まずは、カウンセリングだけでもご来院ください。治療はそのあとでも大丈夫です。
あなたの大切な歯を守るお手伝いを、私たちは心から応援しています(ღˇᴗˇ)