お知らせ

TCHについて☆Part2

2019.11.29

こんにちは。

今回は前回お話したTCHについての続きのお話です(*´꒳`*)

TCHを持つ多くの方は、自分に歯を接触させる癖があることを自覚していません。
TCHは無意識に行っている生活習慣だからです。
それでは、TCHがあるかどうかのセルフチェックをしてみましょう◍˘‿˘◍

全て背もたれが垂直な椅子に背筋を伸ばして腰掛け、正面を向いて行ってください。

① 目を閉じて、上下の唇を軽く接触させてください。唇を強く合わせてはいけません。
この時、上下の歯はどの状態になっていますか?

A しっかりとかみ合っている B 前歯だけあたっている
C 奥歯だけあたっている D どこもあたっていない

⇒A.B.Cの方はTCHあり

② 目を閉じて、上下の唇を軽く合わせた状態から、意識して上下の歯がどこもあたらないように離してください。
歯と歯が当たらなければよいので、広く離す必要はありません。
どのように感じますか?

A 何も感じない B唇が閉じているのに、歯が離れているのは違和感がある
C この状態を5分以上続けるのは無理 D 歯を離そうとすると、同人に唇も離れてしまう

⇒B.C.Dの方はTCHあり

③ 目を閉じて唇を軽く合わせた状態から、今度は上下の歯を軽く接触させてください。
どのように感じますか?

A 何も気にならない B 歯を接触させていると違和感がある
C 10~20秒たつとあごや口の周り疲れてくる
D この状態で5分以上いられる

⇒A.Dの方はTCHあり

特に①でA、②でD、③でDと答えた方は、かなり強いTCHがあると考えられます!
トレーニングを行って、お口のトラブルを予防しましょう(ὸ⍸ό)✧

TCHを減らす簡単な方法ステップ1
歯を接触させることが体の負担になっているとこを理解し、トレーニングのやる気を出す為のステップです(ω` )/

親指をえらの部分にあて、人差し指を眉毛の後ろにあてます。
その状態で3秒ずつ歯をかみしめる、力を抜く、を繰りかえしてください。
かみ締めると指で触れている筋肉が硬くなり、力を抜くとゆるむ様子が感じられると思います。
さらに軽くかんでみると、それでも筋肉が硬くなることがお分かりいただけるはずです。

ステップ2
「歯を離す」や「リラックス」と書いた紙や付箋を作り、家の様々なところに貼ります。
なるべく目に入りやすい場所に貼り、貼り紙を見たらその瞬間に大きく脱力します(‘ω’)
息を大きく吸い込み口から吐きます。その時に「あっ」という声を出します。
紙を見たら反射的に行うのが理想です☆

ステップ3
貼り紙を見ては脱力してを繰り返していると、歯の接触に自分で気付けるようになります。
歯の接触に気付いたら、貼り紙を見なくても脱力してください。
歯が接触してから気付くまでの時間が徐々に短くなっていき、
最終的には歯の接触に気付く前に無意識に歯を離せるようになります。

TCHリスクが低い人でも、生活環境が変わって緊張が続いたり、仕事が忙しい時期などは
TCHが強まることがあので、この方法を知っておくといいかもしれませんd(ゝ∀・)

前回もお話したとおり、TCHは様々なお口の問題を引き起こしますので
自分はやっていない!と思う方でも少し気にしてみてくださいね(。Ő▽Ő。)ノ゙

TCHについて

2019.11.12

こんにちは。

11月に入り急に冬らしい季節になってきましたね(((╹д╹;)))
インフルエンザが流行り出しているみたいなので、皆様もお気をつけくださいね!

さて今回は、TCHについてお話したいと思います٩(。θ◡θ。)۶

TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、上下歯列接触癖のことです。
直訳通り、上下の歯をくっつける癖があることをいいます。

1日のうちで、上下の歯がくっついている時間は何分ありますか?
実は、上下の歯が接触しなければならないのは食事や会話、唾を飲む時に限られ、
それをすべて足しても1日にたった20分程度なんです(゚Д゚)!!
それ以外で歯を接触させる必要はないのですが、物事に集中している時や寒さに震えてる時など、
無意識に歯を接触させていることがあります。
その様な状態を長時間続けてしまう癖をTCHといいます。
たとえごく弱い力での接触であっても、TCHがあると歯や歯肉、
顎の関節やまわりの筋肉に余分な力を加え続けることになる為、顎関節症を発症させたり、
むし歯や歯周病を悪化させたりすることがあります。

TCHは多くのトラブルに関係しています。
これらの問題は、TCHだけが原因で起こるわけではありませんが、
TCHがあると悪化するものばかりです(・ω・。)

TCHによって起こる主な問題
●顎関節症  ●歯がしみる(知覚過敏) ●歯がすりへる、欠ける
●歯がぐらぐらする ●歯根破折(歯の割れ) ●詰め物がとれる、割れる
●入れ歯が合わなくなる、壊れる ●歯周病の悪化 ●むし歯の進行 ●頭痛、肩こり

TCHがある時は、顎を動かす筋肉が縮んで、歯や歯ぐき、顎の関節に力が加わり続けます。
加わる力は、軽く触れている程度の弱い力から、ぎゅっとかみ締めるような強い力まで様々ですが、
TCHは無意識の行動なので、している本人は気付きません。
特に、下を向いて集中するような作業や、緊張する場面でTCHが出やすいことが分かっています。

TCHが出やすい生活の場面
●パソコンやスマートフォンの操作 ●勉強、読書
●下を向いて集中するような作業(料理、工作、手芸、草取り等)
●緊張する場面

TCHがどの程度、お口の健康に悪い影響を及ぼしているか、自分がTCHをしているかを把握し、
適切な対応をとるためには、TCHリスク(TCHの強さ)を知る必要があります。
次の記事で紹介する簡単なテストや、口の中やあごの関節の状態などからTCHリスクを知ることができます。
リスクが高い方は、TCHを減らすトレーニングが必要です(`ω´щ)
そちらも次回お話しますね(`∀´)Ψ☆


こちらは今週のお花です*
秋らしいお花で素敵ですよね♪