お知らせ

歯の外傷

2019.01.21

こんにちは。

今回は歯の外傷についてお話したいと思います(^-^)

”転んで歯が欠けた、ぐらぐらする!”
”顔をぶつけて以来歯が痛い”
”ぶつけてしばらくしてから色が変わってきた”

など、外傷からくる歯のダメージについてです。
特にお子さんは転んで歯が欠けるということは少なくないと思います。

①歯が欠けた場合

転倒や衝突により強い衝撃を受けると、歯が欠けてしまいます。
欠け方が部分的で軽度な場合は、痛みなどの症状は出にくく、
神経や歯周組織への影響も少ないことが多いのですが、
欠けた部分から歯髄が感染を起こしたり、あとで歯の変色や歯肉の腫れが生じる可能性もあります。
緊急性はありませんが、詰め物を詰めたり、かぶせたりという処置をするとともに、
しばらくは経過をみる必要があります。
歯が欠けて神経まで達するような重度の場合は、
炎症が起きて強い痛みや歯肉の腫れなどを引き起こすことが多いので、早めの処置が必要です。
欠け方に応じて神経の処置を行って、最終的に歯を元の形に修復します。
永久歯でも神経の処置をした後は経過をみていく必要がありますが、
乳歯の場合は次の永久歯に生え替わるまで定期的にチェックをしていくことが望まれます(★‿★)

②歯がぐらぐらする(動揺、歯根の破折)

歯を打ったことで、歯がグラグラになったり、周りの歯肉から出血することもよくみられます。
歯の動揺は、歯を支える骨の部分がダメージを受けた場合に起こりやすいのですが、
ときには歯の根が折れた(歯根の破折)場合にもグラグラになります。
まずは、レントゲンを撮って、歯の根の状態や周りの骨の状態を確認する必要があります。
動揺が軽度な場合は、受傷した歯をできるだけ安静にして様子をみますが、
明らかな動揺がみられる場合は、両脇の歯と固定して安静を図ります。
また、頻度は少ないのですが、歯根の破折や歯槽骨骨折で歯が動揺している場合は、
受傷した歯が保存できるかどうかを診断する必要があります。
保存が可能と判断された場合は、固定処置を行って様子をみます。
歯肉よりのところで根が折れていたり、根が斜めに折れている場合などは、
抜歯になる可能性もあります(;゚Д゚)!

③歯や歯肉の変色、歯肉の腫れ

歯を打ったあと、歯の色が変わってくることがあります。
受傷してすぐに 起こりやすい赤みをおびた変色は、
神経(歯髄)の中の血管が損傷して充血や内出血を生じたものと考えられ、
充血が治れば歯の色も回復することがあります。
一方、数か月して徐々に歯の色が黒ずんでくる場合は、神経(歯髄)が死んでいる可能性が高くなります。
さらに色が悪くなったり、根の周囲に病気ができて歯肉が腫れてくることもあります。
レントゲンなどで定期的に観察していれば、根の周囲の病気を早く発見して、根の治療を行うことができます。
根の周囲の病気が大きくなってからですと、歯を保存することが難しくなります。

外傷の場合、歯科は後回しになることが多いとは思いますが、
最悪の場合歯を失う可能性もあるので、早目に診てもらいましょう(´∇`)

新年☆☆

2019.01.07

あけましておめでとうございます(✿◠‿◠)

今年もどうぞ田中歯科クリニックを宜しくお願い致します♪(_ _(´_ _)♪

お正月にお餅を食べたら詰め物が取れた・・・!
のんびりしたお正月を過ごして、歯を磨かずに寝てしまった!
ついついフロスや歯間ブラシをサボってしまった!

なんてこと、あったんじゃないでしょうか【゚Д゚】??

年始はそんなお話をよく聞きます(´;Д;`)

歯ブラシやフロスをサボっていた方は、これから頑張ってするようにしてくださいね☆

詰め物が取れた方は放置せずに歯科に行きましょう!!

当院の院長田中より。

明けましておめでとうございます。

昨年末にも大規模なセミナーに参加し、海外のトピックのお話を聞いて参りました。
昨年を通しては様々なセミナーを受講し、技術や知識をアップデートしてきました。
また、1日も休むことなく健康で診療することができましたことを、
スタッフまたささえてくださった歯科メーカー方、そして患者様に感謝致します。
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。