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TCHについて

2019.11.12

こんにちは。

11月に入り急に冬らしい季節になってきましたね(((╹д╹;)))
インフルエンザが流行り出しているみたいなので、皆様もお気をつけくださいね!

さて今回は、TCHについてお話したいと思います٩(。θ◡θ。)۶

TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、上下歯列接触癖のことです。
直訳通り、上下の歯をくっつける癖があることをいいます。

1日のうちで、上下の歯がくっついている時間は何分ありますか?
実は、上下の歯が接触しなければならないのは食事や会話、唾を飲む時に限られ、
それをすべて足しても1日にたった20分程度なんです(゚Д゚)!!
それ以外で歯を接触させる必要はないのですが、物事に集中している時や寒さに震えてる時など、
無意識に歯を接触させていることがあります。
その様な状態を長時間続けてしまう癖をTCHといいます。
たとえごく弱い力での接触であっても、TCHがあると歯や歯肉、
顎の関節やまわりの筋肉に余分な力を加え続けることになる為、顎関節症を発症させたり、
むし歯や歯周病を悪化させたりすることがあります。

TCHは多くのトラブルに関係しています。
これらの問題は、TCHだけが原因で起こるわけではありませんが、
TCHがあると悪化するものばかりです(・ω・。)

TCHによって起こる主な問題
●顎関節症  ●歯がしみる(知覚過敏) ●歯がすりへる、欠ける
●歯がぐらぐらする ●歯根破折(歯の割れ) ●詰め物がとれる、割れる
●入れ歯が合わなくなる、壊れる ●歯周病の悪化 ●むし歯の進行 ●頭痛、肩こり

TCHがある時は、顎を動かす筋肉が縮んで、歯や歯ぐき、顎の関節に力が加わり続けます。
加わる力は、軽く触れている程度の弱い力から、ぎゅっとかみ締めるような強い力まで様々ですが、
TCHは無意識の行動なので、している本人は気付きません。
特に、下を向いて集中するような作業や、緊張する場面でTCHが出やすいことが分かっています。

TCHが出やすい生活の場面
●パソコンやスマートフォンの操作 ●勉強、読書
●下を向いて集中するような作業(料理、工作、手芸、草取り等)
●緊張する場面

TCHがどの程度、お口の健康に悪い影響を及ぼしているか、自分がTCHをしているかを把握し、
適切な対応をとるためには、TCHリスク(TCHの強さ)を知る必要があります。
次の記事で紹介する簡単なテストや、口の中やあごの関節の状態などからTCHリスクを知ることができます。
リスクが高い方は、TCHを減らすトレーニングが必要です(`ω´щ)
そちらも次回お話しますね(`∀´)Ψ☆


こちらは今週のお花です*
秋らしいお花で素敵ですよね♪

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